内容説明
“なぜ「天皇」は王(キング)ではなく皇帝(エンペラー)なのか”“800年男系にこだわった仏王室、諦めた英・蘭王室”“立憲君主制・共和制・大統領制のメリット・デメリット”“男系・女系「皇位継承問題」の争点一覧表”ほか。
目次
第1部 世界史の中の天皇(2000年受け継ぐ世界唯一のエンペラーブランド;「天皇」の称号を打ち出した古代日本の国際戦略 ほか)
第2部 世界の王室の継承問題1(女系天皇を認めるとどうなるのか;なぜイギリスでは女王や女系王が認められたのか ほか)
第3部 世界の王室の継承問題2(華麗なるヨーロッパ王室の女性たち;「女性天皇容認」が招く結果 ほか)
第4部 政治・国家運営と天皇(日本は今も帝国である―立憲君主制・共和制の起源;アメリカはなぜ君主制を採用しなかったのか ほか)
第5部 宗教的権威者としての天皇(天皇は神なのか―神道と日本人;天皇は本当に教皇に近い存在なのか ほか)
著者等紹介
宇山卓栄[ウヤマタクエイ]
1975年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。代々木ゼミナール世界史科講師を務め、著作家。テレビ、ラジオ、雑誌、ネットなど各メディアで、時事問題を歴史の視点でわかりやすく解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mazda
13
女性天皇と女系天皇の違いが理解できてないのに、女系天皇容認がxx%とか、意味あるのかな…?海外でも男系でやってきていたけどあっさり女系容認になった国もあるそうですが、今後王室に対する意識がどう変わるのかをチェックする価値あるかも知れません。日本には女性天皇もいましたが、2700年近く男系継承してきています。しかし、現状のままであればやがて男系の世継ぎができない事態が訪れる可能性があるので、それまでに皇室に関する法整備を行う必要があるでしょう。成り行きで女系が誕生することは、避けるべきと思います。2021/01/02
紅井流星
13
天皇はブランドなのか?と思い読んでみたが、ブランドとは一言も書いてなかったと思う。現在世界には27の君主国があるそうで、それぞれの過去と現在を比べてあったのは良かった。これから日本の1台テーマともなる、女系天皇に関しても結論は早々に出せないが、日本の今までの歴史と世界の王室の歴史を知ることは大事なことと知らしめた本である。2019/11/14
スプリント
10
タイトルと内容があっていない気がしますが、、、 他国の王室について詳しく書かれているので日本の皇室との比較ができます。2019/12/22
Tomonori Yonezawa
4
県立Lib▼2019.9/20 初版1刷▼5部20Chapter253頁、世界史の中の天皇、世界の王室の継承問題①、②、政治・国家運営と天皇、宗教権威者としての天皇 ▼タイトルはちょっとズレてる感じ。世界の王室の紹介を通じて天皇・皇統の価値を伝えようとしている本。これからこのジャンルを読もうとするなら1冊にまとまっていて分かりやすく、面白くも読めると思う。読んできたなら不要かな…▼著者は女系継承に(賛成ではなく)反対ではないというスタンス。その考え自体は分かるが、皇嗣に悠仁親王もいる中で話すことですかね?2024/04/27
はる坊
4
世界から見た天皇の存在、その稀有さ、日本での天皇の位置づけが1冊に分かりやすくまとまっている。日本がほとんど血を流さずに近代化出来た要因として天皇の存在が挙げられるが、それ以前から天皇は国をまとめる存在として長きにわたり一世代も途切れることなく、存続してきた。 諸外国と比べてもそれは特異中の特異である。 また歴代の時の権力者達も、自らが天皇に取って代わりその存在を滅ぼすことをしなかったのも、誇るべきことである。 今後天皇についての議論は更に白熱すると思うが、そのための予備知識として本書をオススメする。2020/02/09