内容説明
天皇がわかれば、日本がわかる!「天皇の成り立ち」と「聖徳太子の正体」に迫る!
目次
第1章 不思議なヤマトの大王(雷神を服従させた強い天皇の話;天皇は弱い王だったのか ほか)
第2章 ひた隠しにする天皇(謎の多い大嘗祭;天武天皇と持統天皇の間に横たわる亀裂 ほか)
第3章 暴走する天皇(暴走する天皇が現れた;「奴を王に」と言い放った称徳天皇 ほか)
第4章 天皇と鬼の密約(なぜ天皇は永続したのか;天皇がいたから賎民がいた? ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
歴史作家。1959年、千葉県柏市生まれ。大胆な推理と緻密な分析で、ユニークな視点から古代史を読み解き、古代史ファンの評判を得て意欲的に執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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wang
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古代史に関わる謎。ヒメヒコ制による支配体制が後年まで続いていたこと。その元である天照大神が実は男神であり、それゆえ斎宮が女でなければならず、新嘗祭で天皇が女性の装いをする祭事の理由でもある。大化改新が中臣鎌足による陰謀事件であり、それを隠すために蘇我氏を悪く言う歴史書が書かれている。これは鎌足が渡来人である。天智天皇が即位しないことや天武系への皇位継承や天智系への復帰。聖武天皇・称徳天皇らの藤原氏への反発。東国との関係。雑多な問題が時代を前後して語られるが主題の天皇制が一千年以上続く謎を語る部分は少ない。2024/11/07
たくさん
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基本関氏は一貫している。教科書よりも踏み込んだ解釈展開がすごい心揺さぶられる。ロマンになる。いいな。2015/02/04