内容説明
「戦争体験の記憶」を記録する。かつての“軍都”豊橋を中心とした東三河地方のいまだ語られていない貴重な戦争体験を気鋭の歴史学者が、豊橋市で風刺漫画家として活躍した野口志行氏(1920年生まれ)ほか8人にインタビューし、解説を加えた、次世代に継承したい証言集。
目次
第1章 中国(満洲)・シベリア(「炊事場」から見た日中戦争;忘れ得ぬ満洲・シベリアの「記憶」)
第2章 ビルマ・ブーゲンビル・フィリピン(インパール作戦に従軍して;我が青春の足あと―ブインの防衛;フィリピンからの決死の生還)
第3章 南洋・東三河(運命を分けた輸送船―ヤップ島からの脱出;東三河の水際防衛)
著者等紹介
広中一成[ヒロナカイッセイ]
1978年、愛知県蒲郡市生まれ。2013年、愛知大学大学院中国研究科博士後期課程修了。博士(中国研究)。専門は中国近現代史、日中戦争史、中国傀儡政権史。現在、三重大学と愛知大学で非常勤講師を務める傍ら、豊橋市立豊橋高校で「郷土研究」の授業を担当。東三河を中心に戦争体験者のオーラルヒストリーも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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