内容説明
83歳、実業の第一線を退いて始めたのは、特別養護老人ホームでの傾聴ボランティア。日常のレールから滑り落ちる老人たちをたすけるはずが、老いて純化されてゆく姿、神の手に帰ってゆく手順、生きていることの意味、を認知症の人たちから教わることになる。異色のエッセイ。
著者等紹介
北川洋子[キタガワヨウコ]
1934年8月名古屋に生まれる。1945年8月神奈川県藤沢市の鵠沼海岸に疎開。1946年5月父が中支より復員し、(株)月島倉庫を興す。東京都杉並区永福町に転居。1957年聖心女子大学英文科卒業。1961年2月北川保と結婚。杉並区阿佐ヶ谷に住む。二子をもうける。1976年4月福祉法人ISSに勤務。難民救済事業団の会計事務員となる。1981年3月横浜市栄区に転居。月島倉庫(株)に入社。1994年6月夫、保没。社長だった夫のあとをうけて三代目社長となる。2012年6月社長を辞して会長となる。2016年4月初めての小説『ひまわりごっこ』を冬花社より出版。2017年6月会長を辞して最高顧問となる。2017年7月娘の住まい近くの東京都杉並区荻窪のマンションに転居。2017年9月近くの特別養護老人ホームで週一回二時間の傾聴ボランティアを始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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