内容説明
9割が「異常」と診断される人間ドック。厳しすぎる“健診の正常値”をかざして、医者は患者をつくりだし、クスリを投与する。
目次
第1章 健診に意味がないこれだけの理由
第2章 人間ドック神話の崩壊
第3章 意味のある「健診」はたった5項目!?
第4章 本当に必要な健診項目とは
第5章 ムダな検査だらけのいまの健診
第6章 さらば健診・人間ドック
第7章 「治療」と称して乱発されるクスリ
第8章 もう延命医療は要らない
著者等紹介
中原英臣[ナカハラヒデオミ]
医学博士。1945年東京生まれ。東京慈恵医大卒。米セントルイスのワシントン大学でバイオ研究に取り組む。専門は遺伝子研究。2011年に中咽頭がんになり、5年間で2度の転移を経験するも克服。山野医療専門学校副校長、新渡戸文化短期大学名誉学長を務めるかたわら、元気で執筆やコメンテーターなど幅広く活躍中
矢島新子[ヤジマシンコ]
医学博士。東京生まれ。東京医科歯科大卒。パリ第一大学ソルボンヌ大学院医療経済学修士。WHO健康都市プロジェクトコンサルタント、川崎市保健所勤務などを経て独立。ドクターズヘルスケア産業医事務所代表。現在まで20社以上の企業の産業医を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふーいえ
1
会社で受ける健康診断には意味が無い。目からウロコ。9割異常は確かにおかしい。 2019/03/13
カエル軍曹
1
日本では一般的となっている健康診断と人間ドックだが、世界的には稀らしい。健康とされる基準値が他国と比べて厳しく、9割がなんらかの異常があると診断される。人間ドックなんて受けなくてよくて、ただ、うつ、アルコール、糖尿病をきちんと判定することが重要らしい。あとは、薬を多く出す医者とは付き合うな、自分と同じくらいの年齢のホームドクターを見つけることが大事だと主張している。2017/02/04