- ホーム
- > 和書
- > エンターテイメント
- > TV映画タレント・ミュージシャン
- > タレント
出版社内容情報
かつて大ヒットを連発し一世を風靡したものの、すっかり表舞台から遠ざかっていたモーニング娘。が2013年、なんと5作連続オリコン1位を記録するV字回復を果たす。時のリーダーは道重さゆみ。6期メンバーとして加入し、落ちこぼれ組とまで言われた彼女が、なぜ伝説のリーダーになり得たか。彼女の生き方をひもとくことで、その真実に迫る。
内容説明
12年前、その少女は何も持っていなかった。少なくとも歌手として、踊り手として素質などないように思えた。そう、当時テレビで放映された「モーニング娘。LOVEオーディション2002」の風景に映し出された彼女は、まさに私たち「視聴者」と何ら変わりなかったのだ。正直に言えば、逆に視聴者に優越感を与えるほど、彼女は音楽的素養のない候補者に見えた。恵まれた才能など何もない私は、自然とこの13歳の少女に自らを投影し、無謀な挑戦をする愚か者として嘲笑した。すでにいくつもの挫折を経験し、そのことに慣れてしまった私は、まだ挫折を知らないであろう彼女の無垢な姿に興味を覚えたのだ。自分の底意地の悪さを認めながらも「彼女はきっと現実に打ちのめされるに違いない…」と直感し、その瞬間が訪れた時に、彼女がどんな表情をし、どう打ちひしがれるのかに興味をそそられた。
目次
モーニング娘。との出会い
「ASAYAN」から生まれたモーニング娘。
道重さゆみ13歳の挑戦
試練の最終合宿審査―道重さゆみの原点
モーニング娘。としての船出―苦悩と成長の始まり
焦燥と模索の時代
「カッコいい」モーニング娘。―「プラチナ期」の幕明け
異色キャラでの奮闘
プラチナ期の終焉―躍動する道重さゆみ
モーニング娘。第8代目リーダー、道重さゆみ誕生
モーニング娘。を全うした少女―道重さゆみが輝いた理由
そして卒業コンサート