出版社内容情報
「瞬間の謳歌」から「時間軸への畏敬へ」
高齢化社会がかなりの速度で進む現在、私たちは自分の心身について、真に何をどのように知っておかなければならないか。どうすれば、何歳になっても心身ともに充足して、輝いた日々を送ることができるのか。
鳥羽 研二[トバ ケンジ]
著・文・その他
内容説明
老化は悪ではない、自然な死は敗北ではない―高齢医学の最前線に立つ著者が、行き過ぎたアンチ・エイジングの愚を痛烈に批判し、年齢を重ねることに積極的な価値を見出す「ウィズ・エイジング」という考え方を提唱。何歳になっても、友をつくり、思考を深め、世の中の不条理に対して声を上げ、社会の変わりように対応していくことが、超高齢社会で生き悩む私たちを光り輝かせると熱く語りかける。
目次
第1章 アンチ・エイジングを批判する
第2章 超高齢社会が津波のようにやってくる
第3章 死をどうとらえるか
第4章 ウィズ・エイジングをどう実践するか
第5章 ウィズ・エイジングで開く未来
付録 老いのことわざや名言をウィズ・エイジングで読み解く
著者等紹介
鳥羽研二[トバケンジ]
国立長寿医療研究センター・病院長。1951年、長野県生まれ。1978年、東京大学医学部卒。米国テネシー大留学、東京大学医学部老年病学助教授をへて、2000年から杏林大学医学部高齢医学主任教授。2006年からは同大学病院もの忘れセンター長を兼務。専門は認知症を中心とする老年医学。2010年から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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