感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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図書館本、2006年発行。おやきの文化の再興を考えるのに、歴史と文化をよくまとめている本著は非常に有用だと思う。地域の文化食とされている食べ物は多くが、“限られた食材や生活様式によって半ば強制された食物だった。”しかし、“今日では、強制されて食べているのではなく、自らの意思で選択して食べているのである”(P.12より引用)というように、郷土食の再発見や持続的な生産は文化や歴史を知るとその食品を楽しめる性質が強い。でも、実際はその食品自体に食べ馴染みがあるかないかが地域食を食べる上で良し悪しをわけてしまう。2024/05/13
太田康裕
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驚いたのは、僕のおやき感は見事に安曇野地方の影響を受けていた事。もっと長野県の「おやき」は普遍的だと思っていた。長野県の郷土食、おやき。その製法を始め、食す時期等おやきを巡る疑問の数々に答えている。中には無理やり疑問を立てているような項目も有るが、ご愛嬌。おやき…食いてえな。2012/06/12