内容説明
高校生の学ぶ意欲と姿勢を育てる「アサーティブプログラム」と、その成果で入学者を選抜する「アサーティブ入試」。本書は、この取り組みを心理学・教育学・経営学の多角的なアプローチから分析し、総合的な知見を提供する。大学の勉学に通用する学力・能力・資質の育成支援から始まる入試事業の具現化は、高校生の成長に向き合う高大接続の考え方を普及する根拠となる。
目次
第1章 高等教育改革の動向と本取組みの意義
第2章 アサーティブプログラムとアサーティブ入試の取組み―「育成型」入試の必要性
第3章 学生の成長の可視化と教学改革、FD・SDの取組み―「育成」視点の高大連携プロセスの今後の展開に触れて
第4章 アサーティブ入試で入学した学生の特徴―GPS‐Academicを用いて2018年度から2020年度の新入生の回答を比較する
第5章 データに見る学生の成長プロセス―「学習成果の可視化」のモデルの検討
第6章 学生の成長支援のあり方と条件の探索―「自走できる」学生の特性に関する質的比較分析
第7章 アサーティブ面談のエッセンスを活用した面接手法の開発―多面的な評価と指導の両立を目指して
第8章 アーサティブ接続のトランジション戦略を振り返る―高大接続における学びのレディネスと育成の価値創造
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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高等教育改革の動向と本取組みの意義:アサーティブプログラム・アサーティブ入試の意義 取組み―「育成型」入試の必要性 学生の成長の可視化と教学改革,FD・SD の取組み:大学教育原理の転換 アサーティブプログラムの発展 高大連携・高大接続の発展 アサーティブ入試で入学した学生の特徴:思考力 姿勢・態度 経験 データに見る学生の成長プロセス 学生の成長支援のあり方と条件の探索:自走できる・できない学生の違い アサーティブ面談のエッセンスを活用した面談手法の開発 アサーティブ接続のトランジション戦略を振り返る2021/04/11