出版社内容情報
名刀の魅力と歴史がわかる決定版大型作品集
正倉院宝物、御物や国宝、重要文化財、神社神宝を中心に、古代から江戸時代まで、1000年余りにわたる刀剣の歴史のなかから、名刀中の名刀200本を厳選。図版編では、上製ヨコB4判で片観音付という大型で特殊な判型を活かし、数々の原寸図版を含め、ダイナミックなビジュアルで名刀の魅力を余すところなく紹介。また、時代別および各地域で活躍した名工たちの流派別を併用して並べ、複雑な刀剣の歴史が一目でわかるように掲載。
並製タテB4判の解説編では、監修者をはじめとする第一線の研究者たちが最新の知見に基づき、古代から近代までの刀剣の歴史を初めて体系的に解説するとともに、図版編で掲載した各名刀の伝来や作風を具体的にわかりやすく解説。刀剣の格式についてや名刀の非破壊分析など興味深いテーマについての論考も掲載。「刀工流派相関図」や「日本刀用語集」「日本刀部位名称図解」「日本刀の分類図解」「地鉄・刃文の種類図解」など資料も充実。一部日英バイリンガル仕様。函ケース入り。
特典〔限定制作〕「太刀 銘 国綱くにつな〈名物 鬼丸おにまる〉」(御物/鎌倉時代/13世紀)の押形〔特製ケース入り〕
※特典は終了致しました。
内容説明
正倉院宝物、御物や国宝、重要文化財など、名刀中の名刀200本を厳選。名刀の魅力と歴史がわかる大型作品集。
目次
解説編(論考(名刀の歴史1―日本刀の誕生とその文化史;名刀の歴史2―新刀とその環境;「名物」の成立と刀剣贈答;日本刀の内部構造を探る―放射光X線を用いた非破壊分析の可能性)
作品解説(上古刀;古刀1 畿内;古刀2 東海道、東山道、北陸道;古刀3 山陰道、山陽道、西海道;新刀・新々刀 京、大坂、江戸、諸国)
資料)
図版
著者等紹介
渡邉妙子[ワタナベタエコ]
1937生まれ。66年、慶應義塾大学(通信教育課程)卒業。同年、財団法人佐野美術館学芸員となる。78年に同館副館長、2000年に同館館長、そして19年に公益財団法人佐野美術館理事長に就任。静岡大学教育学部非常勤講師、慶應義塾大学文学部非常勤講師、静岡県文化財審議委員会委員、沼津市教育委員を歴任。全国美術館会議理事、日本博物館協会評議員、日本美術刀剣保存協会評議員。文部大臣表彰、静岡県博物館表彰、静岡県文化奨励賞、静岡県知事表彰、地域文化功労者表彰など受賞
原田一敏[ハラダカズトシ]
1950年、神奈川県生まれ。國學院大学文学部史学科卒業。財団法人日本美術刀剣保存協会研究職、東京国立博物館金工室長、上席研究員、東京藝術大学大学美術館教授、副館長を経て、ふくやま美術館館長。文化庁文化審議会専門調査会委員。専攻は日本金工史・日本刀剣史。2016年、「極 茶の湯釜 茶席の主」で國華図録賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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