内容説明
変わることは、新しい扉をひらくこと。
著者等紹介
ただあやの[タダアヤノ]
画家。横浜市出身。女子美術大学、大学院で日本画を学ぶ(2015年修了)。小学校で図工を教えるかたわら、各地で個展を開催。色や質感に惹かれて岩絵の具を愛用している。静けさをまとった独特の世界観がある絵を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kayo
25
どこかで聞いたような見たようなタイトル(満ちてゆく♪by風)で手に取りました。ティーカップとして一人前になった矢先、あらぬところに連れ出されてしまったティーカップさん。紅茶で満たされない自分を嘆くも、次第に新たな役割や置かれた世界の美しさに気づきます。置かれた場所で咲きなさいなんて言葉がありますが、自分を満たす方法や満たされ方は色々あると気づけたら幸せです。大人向けの絵本。日本画を学ばれた方で岩絵具で描かれているそうです。2025/01/28
anne@灯れ松明の火
19
新着棚で。ちょっと不思議な表紙絵に惹かれて。おばあさんとお茶の時間を楽しんでいたティーカップ。ある日、ある出来事から、おばあさんと引き離され、見知らぬ場所へ。泣き暮らす中で、気づいたことは……? 最後には、表紙の穏やかな笑顔になったカップさん。内容紹介にある「変わることは、新しい扉をひらくこと」というフレーズに頷く。どの場面の絵も美しい。ただあやのさん、画家だそうで、初絵本らしい。2025/01/26
ひめぴょん
12
帯に付けられた言葉「変わることは、新しい扉をひらくこと」というのをみて読みたい気持ちをそそられた。確かにそんな本だった。 ティーカップ本来の目的を全うするためにはそれが可能な場にいないといけない。何かの拍子に違う場に身を置かなくてはいけなくなった時、自分の今までの役割をすることが叶わなくなった時、できることを探したり、周囲の人に見出だしてもらった役割をやってみて新しい扉を開いてみることが必要な時もある。 固定観念から離れて、柔軟に何かをやってみるのも良いもの。新たな可能性を開くことで新たなステージに立てる2025/03/19
Cinejazz
9
〝一人前になることを夢みたティ-カップ。毎日、ミルクをごくごく飲んで、すくすく育ってきた。 いまでは、すっかり仕事を任されるようになり、温かい紅茶に角砂糖を添えて、テーブルへ・・・。午後のひと時を、お婆さんと一緒に過ごすのが、カップさんの悦びでした。ある晴れた日、庭でお茶の準備をしていると、予期せぬできごとに見舞われて…〟柔らかく繊細な絵で描かれた<ただあやの>の “変化を遂げて、新しい扉を開く”をテーマにした、美しさあふれる絵本。2025/04/10
mntmt
8
素敵な絵本。これからが楽しみな作家さんですね。2025/03/30
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