出版社内容情報
昭和30年代の下着ブームを牽引したデザイナーとして、名エッセイスト、画家として、ジャンルを超えて独自の輝きを放った鴨居羊子の魅力に迫る入門書。本人の単行本未収録エッセイや対談、角田光代他による寄稿など。
目次
鴨居羊子エッセイコレクション
鴨居羊子対談コレクション
特別インタビュー
雑誌再録コレクション
エッセイ
論考
レポート
鴨居羊子資料館
鴨居羊子を知るためのキーワード
著者等紹介
近代ナリコ[コダイナリコ]
1970年、神奈川県生まれ。多摩美術大学卒。1998年に発刊したミニコミ誌『modern juice』の1号で鴨居羊子を特集、以後、手づくり、インテリア、水森亜土、料理本など、女性の生活と表現をテーマに編集・執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ちいさな図書館
2
こんな人がいたなんて!まわりの作る価値観に縛られず、魅力的なものを生み出し、発信していくその力、求心力にすっかりやられてしまった。エッセイなどももっと読みたい。この時代の働く女性の言葉は本当に素敵!2010/08/12
tekka
1
「男が45歳といえば、『はたらきざかりですね』とおだてあげ、女が45歳といえば、もう人生の終りみたいに、さもさも憐みの目をむける。」2023/06/30
Aoka
1
鴨居さんのファンなので読了。昔の日本を考えると、スケールの大きな女性だったのだと実感。カモカのおっちゃん、田辺聖子さんとの対談がおもしろかった。2011/01/25
れい
1
前から名前だけは知っていたので、書店で目に付いて購入。鴨居さんの文章はあまりないのだけれど、文章を寄せた人のものがかなり面白かった。鴨居さんご本人の著作はまた別に読もうと思う。それにしても、「女性の下着は白でなければ」という風潮、もとい刷り込みは今も確かに生き残っていることを考えると、やはり鴨居さんの功績はすごいと素直に思う。2011/11/25
ゆりまろ
1
とんでる女。大好き。 エッセーを読破したい人の1人。2010/07/30