内容説明
世界文学史上最大の古典、ヨーロッパ文化の美意識の源泉『ダンテの神曲』が19世紀の天才版画家ドレのヴィジュアルと谷口江里也の言葉を得て、いま、時空を超えてよみがえる!!天才版画家ドレの挿画133点完全収録。
目次
地獄篇
煉獄篇
天国篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ラグエル
3
版画最高。これで神曲は神話になったんだと思った。そこまで追いかければストーキングも芸術になるんだー、とか馬鹿にした謂いをしていたけど、この神々しさったら、ない。いや、ダンテ、ごめん。僕の想像力が貧弱なだけだった。ドレに手伝ってもらってやっと拝聴する資格を得たよ。2011/02/19
HOSONO_Junya
3
かなり前から積読状態だったもの。地獄、煉獄(浄罪?)、そして愛する人とともに天国をめぐるダンテの旅を描く。内容は抄訳版だが、メインとなる部分ははずしていないだろう(最後の天国篇が駆け足ぎみになっているようで少し残念)。全体を通して、人はいかに生きるべきか、その道徳観が受け取れる。なんといってもギュスターヴ・ドレの挿絵によって、圧倒的な視覚的イメージとともにぐいぐい読ませる。作者のダンテが生きていた時代や彼自身についての背景情報については、Wikipediaや松岡正剛氏の千夜千冊913夜が参考になるだろう。2009/11/23
OZAC
2
ギュスターヴ・ドレの版画の素晴らしさを堪能できる作品。もちろん内容も素晴らしいのですが^^;
akkkira3
1
この本の絵の力ったら半端ない。左半分が絵で、右半分がお話になってます。神曲特有の読みづらさはなく、読みやすい文体です。読んでいるうちにどんどん引き込まれて行きます。大人の絵本みたいで、気に入りました。2012/10/07
aoki
0
この本は阿佐ヶ谷図書館で読んだ。2009/06/06