内容説明
振り飛車が出現した当時は、対振り飛車には急戦が良いと先入観を持つ棋士が多かった。ところが、将棋はそんなに簡単なものではなかった。そこで居飛車の戦法として玉頭位取りが現れ、左美濃~四枚美濃と進化して、ついに居飛車穴熊が登場して、振り飛車を次々に破っていった。現代ではこれらの戦法のほかに1二玉型、2一玉型を指す棋士も多くなった。読者はこれら居飛車の戦法に対して、それぞれ悩みがあると思うが、「必勝!!四間飛車・急戦編」とあわせて本書を何度も並べて研究することで必ず道が開ける。
目次
第1章 四間飛車対玉頭位取り
第2章 四間飛車対四枚美濃
第3章 四間飛車対銀冠(左美濃)
第4章 四間飛車対1二玉型
第5章 四間飛車対2一玉型
第6章 四間飛車対穴熊に組ませる
第7章 四間穴熊対銀冠(左美濃)
第8章 相穴熊
著者等紹介
森〓二[モリケイジ]
昭和21年4月6日、高知県中村市生まれ。38年、5級で大友昇九段に入門。39年初段、43年四段、46年五段、47年六段、49年七段、51年八段、60年九段。手将棋の乱戦、振り飛車を得意とし、終盤の大技、大逆転術から、“終盤の魔術師”の異名を取る。タイトル戦登場は8回。棋聖、王位に各1期在位。平成12年10月、通算700勝達成
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