「青木嵩山堂」―明治期の総合出版社

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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784904794876
  • NDC分類 023.1
  • Cコード C0030

内容説明

明治期の出版界で木版彩色口絵の付いた文芸書を最も多く発行し、実用書、教養書、美術書の出版で明治文化の形成に大きく貢献した総合出版社青木嵩山堂。明治の終焉と共に忽然と消えたその全容と謎に迫る。一〇〇年の時を経て、今蘇る青木兄弟、渾身の一冊!

目次

第1部 青木嵩山堂の出版活動―明治文化の一側面(嵩山堂の概要;出版物の概要;実用書の出版;文芸書の出版;教養書の出版 ほか)
第2部 美術出版社としての青木嵩山堂(創業期の美術書の出版(明治13~23年)
文芸美術書の出版(明治24~40年)
本格的な木版美術書の出版
『集古十種』の再刊(明治32年)
文芸美術書の衰退と廃業に至る経緯(明治41年~大正7年))

著者等紹介

青木育志[アオキイクシ]
1947年大阪に生まれる。1971年大阪市立大学法学部卒業。株式会社大丸(現、J.フロントリテイリング株式会社)入社。1999年亜細亜証券印刷株式会社(現、株式会社プロネクサス)入社。2009年同社退社

青木俊造[アオキシュンゾウ]
1953年大阪に生まれる。1976年神戸大学経済学部卒業。新日本製鐵株式会社(現、新日鐵住金株式会社)入社。2007年高砂鐵工株式会社取締役就任。2013年同社取締役退任、翌年同社退社。2016年日本ビジネス革新コンサルティング株式会社勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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志村真幸

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 明治期の大阪にあった青木嵩山堂という出版社の歴史を、その子孫たちが掘り起こしたもの。「東の博文館、西の青木嵩山堂」といわれたほどだったというが、これまでほとんど研究もなかったなかでの大著で、きわめて意義深い。  前半は概要。創業者のこと、出版物の内容や点数、廃業の経緯などが具体的な数字を示しながら解説されている。いかに大規模に、著名な作家たちを起用しつつ活動していたかがよくわかる。  後半は木版美術書という側面からの分析。多数の口絵が収録されており、見ているだけでも楽しい。2018/09/28

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