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内容説明
読者は、インタートラベラーという旅人に。そして地球の中心―6371kmへの旅が始まる。壮大な世界観がいま最も注目を集めるアーティスト鴻池朋子の本格的作品集。
目次
生命讃歌の旅人(高階秀爾)
地殻
不連続面
マントル
外核
死者と遊ぶ人(鴻池朋子)
内核
これより地球の中心
アウトキャスト
地上へ
物語の解体から神話の起源へ(飯田志保子)
千のナイフと一匹の狼(中沢新一)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
53
気持ちがわるく苦手意識がある作品がいくつかあるけれど、現代アートの展覧会に行くと偶然に鴻池朋子さんの作品に出会うことが多くて、強く印象に残ってます。特に“みみお”が出てくる作品はふさふさしたみみおは可愛いく、孤独や痛みを表す映像が幻想的でエネルギッシュでグッときた。怖いけどこの世界にひき込まれていきそうな魅力があります。2018/06/16
allite510@Lamb & Wool
6
ちょっとギョッとするようなところのある絵だが、一度見ると忘れられないような力がある。「隠れマウンテン」の、山の側面に現れた「顔」の強烈な違和感と、それをねじふせるような圧倒的な力。「個人的な妄想」と「神話的世界」は、普通の人にとっては別個のものだと思うのだが、鴻池朋子の中ではその二つの間に橋が架かっていて、さほど遠くないもののようだ。実物を見ると圧倒的な迫力、なのだろうなあ。展覧会に行けたヒトがうらやましい。2017/08/12
りー
2
鴻池さんの作品を観るときの感覚は、見るというより、潜る感じ、あるいは侵食される感じに近い(あくまで私の場合)。日常生活の中で忘れ去り、自分でも気づいていない太古のミームが急に主張を始める。何だっけ?この感じ、どこかで・・・?と思ったらハイダ族のトーテムポールでした。「神話とは人間と動物とがまだ一つであった時代のことを語るものだ」というイヌイットの長老の言葉を、作品解説の中で中沢新一さんが紹介していますが正にその感じ。いま少し自分の中に受容体を増やしてから再度、展覧会に足を運びたいと思いました。2018/10/21
ゴロチビ
0
鴻池朋子さんの作品を含む美術展に行き「焚書」を買ったついでに再読。数年前、オペラシティでたまたま入った展示会で衝撃を受け、売店で買わずに帰ったのに後で後悔して注文。宝物の一冊となった。展示会場に流れていた空気や音や光は、残念ながらこれを見ても再生されないけど、感動の記憶だけは呼び覚ましてくれる。作者の伝えたいことを自分が理解出来ているかどうかはともかく、襖絵カッコイイ、不思議なみみお、アースベビィの浮遊感、狼毛皮はちっとも怖く無いのに最後に白く輝くモヤモヤした物の怖かったこと!出来るものならまた行きたい。2016/08/23
金木犀
0
発売日購入 サイン会参加2009/09/09
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