出版社内容情報
現在の文化遺産を毀損せず、後世に伝えるという意義と重要性が忘れられている。阪神淡路大震災から、文化遺産の保全と継承に係る著者の経験を紹介。
内容説明
通奏低音としての「歴史」を背景として、「文化遺産」と「防災」、これら異質な二つの分野の連携を論じた書。文化財を災害から守り、次世代に継ぐ知恵を拓く。
目次
1 NPO活動と忘れ得ぬ人々
2 文化遺産と社会
3 文化遺産は不死鳥
4 文化遺産と防災
5 京都と文化遺産
6 明日の京都と羅城門
著者等紹介
土岐憲三[トキケンゾウ]
1938年香川県生まれ。1966年京都大学大学院工学研究科博士課程修了。1966年京都大学工学部助教授。同大学防災研究所助教授、教授、工学部教授を経て、1997年京都大学工学研究科長・工学部長。総長補佐を経て2002年退官。2002年立命館大学理工学部教授、歴市都市防災研究センター長。2005年西日本高速道路(株)監査役。2006年VIP取締役。その間、NPO「災害から文化財を守る会」理事長、「明日の京都」副会長。国・公団・自治体などの委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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