内容説明
アイルマンカー結界が消失し、キエサルヒマ大陸は世界を滅ぼそうとする女神の前に無力となっていた。代わりにオーフェンが手にしたのは女神に対抗するための“魔王”の力。世界の均衡を崩した罪を背負ったオーフェンはキエサルヒマを追われ、新たな土地である原大陸へと旅立つ。しかし、そこは女神の手で怪物=ヴァンパイアと化した人間たちと魔術士とが戦い続ける厳しい土地だった。それから23年。オーフェンの旧友の息子であるマヨールは、3年ぶりに原大陸を訪れていた。今回の同行者は、妹のベイジットではなく、婚約者のイシリーンと教師のイザベラ。三人はキエサルヒマから原大陸へとヴァンパイア化を目指して渡航した人々を追うため、魔王の統治する魔術学校に出向く。そこにヴァンパイアたちが強襲をかけ、マヨールは大陸を二分する戦争に巻き込まれていく。シリーズ完結に向けた最終章がついにスタート。
著者等紹介
秋田禎信[アキタヨシノブ]
1973年生まれ。17歳で第3回ファンタジア長編小説大賞・準入選。『ひとつ火の粉の雪の中』にて作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イヌリン
3
希望が見えない戦いの予感が・・ オーフェンの代償もきになるし、続きもよみたいです2014/04/17
銀城
2
世代が変わり各人の立場が違っても、作品内の雰囲気がまるで変わらないのがなにやら嬉しく感じるシリーズ。一手間違うだけで全滅しかねない敵との戦いがスリリングすぎる。あとしれっと出てきてるけどオーフェンの魔王術の代償について、嫌な予感しかしない・・・2011/12/11
chie
1
オーフェンもおじさんになっちゃったんだなぁ、と何故か唐突に思っちゃいました。前巻だっておじさんだったはずなのに、なぜかこの巻で。オーフェンの代償ってなんだろ?代償がないというのは「オーフェン」という作品では考えられない。なんかとんでもない物を代償にしてそう・・・・・・。ラッツベインがマジクに「なんか似てる」っていうのは、まぁそういう所だよね。昔に自分がした事は自分に降りかかってくる。マジク頑張れ(笑)周囲の人のほうが苦労してそうだけど。2013/02/20
K-Wing
0
オーフェンが大人になりすぎてるのが…、まあ三人も子供がいるからな。 ただこっちのほうが読みやすいからいいや。2015/06/27
Makoto Tamura
0
マジクのキャラが好きです。よくあんなふうに成長してくれました。初期から比べるといろいろな意味でその成長ぶりがハマりました。2014/03/10