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内容説明
四千年の歴史が生んだ庶民の生業の大絵巻!国内外の膨大な文献資料を基に一般の概説書では絶対に見られないディープな民俗図鑑!立花隆氏が絶賛した『中国妖怪・鬼神図譜』の著者による待望の続編。
目次
1 衣生活
2 食生活
3 住生活
4 金融
5 医療・衛生
6 交通・運輸
7 職業婦人
8 教育・娯楽
9 裏社会
著者等紹介
相田洋[ソウダヒロシ]
1941年、中華民国張家口に生まれる。福岡教育大学教授、青山学院大学教授を経て、福岡教育大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
41
清朝末のかわら版「点石斉画報」から、様々な中国の職業の出てくる記事を引きながら解説してある。「画報」以外の資料からその職業の歴史についても解説されている。大体の職に関しては、日本その他にも存在するのだが、清朝中国社会で社交の場として多彩な意味を持っていた「茶館」についてや、守り人シリーズのバルサを彷彿とさせる用心棒「 鏢師」、虫歯の虫取りをするという(もちろん詐欺)「捉牙虫」など面白かった。驚くのは写真も添えられている「子供売り」。拙作にも書いた事でもあるが、籠に赤ちゃんを入れて担いで売り歩くとは!2024/02/26
takao
1
ふむ2024/09/08
tokumei17794691
0
この巻は「伝統中国庶民職業図鑑」。庶民が何を生業にしていて、どんな事件が起こったのかを、図版入りで詳述。本シリーズ全体に言えることだが、後宮や戦場でない、皇帝や士大夫でもない、「平時の一般庶民」に焦点を当てた「民俗図譜」。「余り知られていないことを詳しく」との方針で、貴重な一シリーズ。副題に「清末」とあるが、他の時代の図版の引用も多い。中華モノの創作者なら、他の時代が舞台・モチーフでも、読まぬのはもったいない! 1冊4000円前後するとはいえ、その分の価値はある。ただ、カラー図版がほとんどないのは残念。2024/08/17