内容説明
一人でミャンマーの紛争地へ乗り込み、少数民族のゲリラ達と酒を酌み交わし、全土停戦へ導いた。その功績により、旧日本兵の遺骨の在処を知らされる。彼の地には今尚、四万五千柱の英霊が祖国・日本への帰還を待っていたのだ。しかし遅々として動かない日本政府。その時、ゼロファイターと呼ばれる男が最後に下した決断とは?
目次
二つの戦争を終わらせよう(北チン州編;カレニー編)
ゼロファイターを追って(『ミャンマーのゼロファイター』制作記;『続ミャンマーのゼロファイター~戦後71年・日本兵を還した男~』制作記;『果てなき家路~戦後72年・進まぬ遺骨収集~』制作記)
著者等紹介
井本勝幸[イモトカツユキ]
1964年、福岡市生まれ、太宰府育ち。福岡県筑紫丘高校、東京農業大学、立正大学卒業。日本ボランティアセンター(JVC)でソマリア、タイ・カンボジア国境の難民支援に関わる。28歳で出家。日蓮宗大本山・池上本門寺で随身修行。福岡県朝倉市「四恩山・報恩寺」副住職として、「四方僧伽」を組織し、アジアの仏教徒20カ国を網羅する助け合いネットワークを構築。2011年より単独で反政府ビルマ少数民族地域へ入り、統一民族連邦評議会(UNFC)コンサルトとして全土停戦に貢献する。一般社団法人日本ミャンマー未来会議代表。NPO法人グレーターメコンセンター副代表。日本経済大学特命教授。朝倉市親善大使。平成29年度外務大臣表彰受賞
荒木愛子[アラキアイコ]
1972年、長崎県生まれ。長崎北高校、下関市立大学卒業。KBC映像(福岡市)に入社し、歴史紀行、ドキュメンタリーなどの番組制作を経て、現在KBCテレビのニュース情報番組「シリタカ!」ディレクター。井本勝幸と日本兵遺骨収集を主題にした番組でギャラクシー賞テレビ部門奨励賞(2016年、2017年)、民間放送連盟賞ラジオ報道番組優秀賞(2016年)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroyuki Fujiwara