内容説明
金融危機の原因はロスチャイルドでも資本主義の暴走でもない。政府と中央銀行の通貨発行権問題を明らかにする!金融支配の法則がわかる決定版!
目次
第1章 ロスチャイルド伝説を検証する
第2章 『赤い楯』の見過ごせない家系図
第3章 これだけは知っておきたいユダヤ陰謀論の問題点
第4章 まかり通る嘘の名言
第5章 中央銀行と通貨発行権問題の正体
第6章 なるほど、よ~くわかった!マネー陰謀論の最終決着
第7章 副島隆彦氏の金融リテラシーを検証する
第8章 鉄の三角形で結ばれた最強の陰謀団を打破する方法
著者等紹介
野口英明[ノグチヒデアキ]
マネー陰謀論を研究する会代表。1969年生まれ、東京都出身。学習院大学法学部卒業後、石油化学メーカーに入社。高機能性樹脂の開発営業に携わる。退職し英知出版、サンマーク出版、宝島社、飛鳥新社で編集者となる。2001年よりフリー編集者として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ステビア
20
知人からの頂き物。ありがとうございます。前半はユダヤ陰謀論への批判、後半は中央銀行による恣意的で独占的な通貨発行こそが問題であることを説く。陰謀論というだけでまともに取り合わないことを戒めている。2022/06/25
smatsu
0
経済金融というより歴史の本。ロスチャイルド一族やFRB創設にまつわる安易な陰謀論を検証しその誤りを指摘しつつ一方で世界の政治史において謀略的なものは確かに存在しており、むしろ何も考えずに頭から「あー陰謀論ね」と言って思考停止する態度こそが実は工作による心理操作にはまってしまっている可能性があることを指摘する。いささか仰々しいタイトルとは違い中身はごく真面目な本だと感じました。大事なのは客観的事実に基づいて判断すること。広瀬隆や副島隆彦の著作への批判なども載っていて内容はほぼ妥当だと思いました。2019/04/21