内容説明
第2回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉受賞。感動の書店ファンタジー、待望の第三巻!
「まほろば屋書店」でアルバイトをはじめてから1年、高校3年生になった紙山ヨミは悩んでいた。受験に進路そして、恋愛。両想い(?)のはずのサクヤも、なんだか近頃は素っ気無く、すれ違いがちな毎日。
アドバイスを求めてヨミはバイト先の店主・ナラブに相談を持ちかけた。すると、彼は、一つの思い出話を語りだす。それは、不器用な思春期の少年が、とある美しい「旅人」と出会う物語だった――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
57
ナラブさんがまほろば屋を開店した動機があきらかに。まほろ本のコトハさんもナラブさんのことを思っていました。10年後の再会で両思いの2人を神様が叶えます。ヨミさんとサクヤ君もお互いの進路が決まり、言葉に出してお互いの気持ちを分かり合えたのが良かったです。本の修復師は、日本ではあまり話題にも出ませんが、西欧では昔から立派な職業として連綿と続いているのがすごいですね。ヨミさんがどんな修復師になるのか楽しみです。2019/05/20
しゅてふぁん
57
久しぶりに読んだのでこれまでの内容どころか登場人物までもがあやふやで戸惑った。こんなに甘い感じの話だったっけ?こういうの好きですけど!高校三年生か…進路で悩むとか、懐かしいなぁと思いつつ読了。あぁまほろ本の存在が羨ましい。本と友達なりたいよ~。‘私を読んで’って言われてみたい(笑)←あれ、ちょっとヤバい人みたい?!(^^;)2019/03/03
itica
54
「まほろば屋書店」には魂が宿る「まほろ本」が在る。まほろ本から人間になったサクヤとバイトの高校生ミヨの恋の行方は、ヨミの進路の悩みと相まって暗礁に乗り上げそうな気配。そして店主のナラブの過去の秘密を握るまほろ本の存在が今回の主役だ。いやぁ、読んでいるこちらが照れてしまうようなニマニマした話だったな。本への深い愛情から奇跡が起こった素敵な話。ただ、前回からずいぶん時間が経ってしまったので、このファンタジーな世界に入るまで(思いだすのに)1/3 ページくらいは要したな。 2018/12/04
ぽろん
45
読んでいるこちらが照れてしまう様なカップルが2組。たまには、こんな話も良いかな。両想いになると人間になれるというまほろ本。素敵なファンタジーでした。2018/12/09
キラ@道北民
43
シリーズ第3弾。本に囲まれた生活の楽しさを、居心地のよさを知っているヨミの進路、相談する人たちに恵まれたこともあり、良い決断ができたと思う。羨ましい。まほろば屋書店の成り立ちもわかり、スッキリ読了。2019/04/11
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