岩波ジュニア新書
なぜ数学を学ぶのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 195p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784005003853
  • NDC分類 K410
  • Cコード C0241

出版社内容情報

「因数分解や2次方程式の解の公式なんて知らなくても,将来困らない」という人から,数学が大好きな人までいらっしゃい! 先生と対話しながら,クイズのような問題も解きましょう.気がつけば,数学が楽しくなっているかも.

内容説明

「将来、因数分解が役に立つとは思えない!」「二次方程式の解の公式を知らなくても、困りそうにない!」という人から、数学が大好きな人までいらっしゃい!なぜ数学を学ぶのか、先生と対話しながら考えよう。クイズやパズルのような問題も解く。気がつけば、数学が楽しくなっているだろう。

目次

第1章 数学が「嫌い・好き」・「できる・わかる」
第2章 数学の本質に迫る
第3章 数学の面白さに迫る
第4章 論理的に考えることを楽しむ
第5章 なぜ数学を学ぶのか

著者等紹介

竹内英人[タケウチヒデト]
1967年、千葉県生まれ。愛知教育大学教育学部数学科卒業、神戸大学大学院教育学部数学教育専攻修了。愛知県立西尾高等学校教諭を経て、現在、愛知県立豊野高等学校教諭
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

20
2001年11月の本。生まれも大学での専攻も私と同じだが、高校数学教員として熱い想いを持った著者が30代で書いた。有名な女性作家の「私の人生のなかで二次方程式は…」という不用意な発言から日本の数学力は下降の一途を辿る。そもそも「数学」という名前が。図形や組合せや証明、試行錯誤を繰り返す、決してエレガントさだけではないのに。まぁ、名前を変えても今更か。2020/11/22

しょー

4
 「無自覚でも恩恵をうけているもの」はごまんとある。そう話す現時点にも、幾多とあるはず。数学もその一つだろう。本の論理を整理する作業、ミステリーの謎解き。これらも、数学の恩恵なのかもしれない。 「二次方程式は実践しないから無意味」は私も言っていた気がする。けれども、考え方の基になっているかもしれない。2014/06/02

本命@ふまにたす

1
ジュニア新書らしく、読みやすく書かれているが、論理学に関するコラムがあったり、本文中でゲーム理論に言及がなされていたりして、内容はかなり高度な印象を受けた。2021/08/16

nagata

1
上から目線で講釈するような類書に比べれば、できるだけ生徒目線で寄り添うような視点で書かれているのがよいと思う。でも、「なぜ学ぶか?」→「面白いから」はいいとして、それをひたすら強制させられるのは「面白くない」はず。そこもわかってほしい。2020/02/13

セイタ

1
数学の楽しさをわからせてくれる本!「なぜ数学を学ばなければいけないかという疑問に対する万人に共通の答えはない。ただ、数学が楽しいから学ぶ。それだけである。」というのが最も大きな答えである。上手な逃げ方だなと感心した。その他には、論理的思考力などが挙げられていた。数学は決められた規則(公式)の中で、創造性を発揮できる学問である。そして、それを誰にでも理解できる言葉で説明しなければならない。そこで論理的思考力が養われる2016/02/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/92335
  • ご注意事項

最近チェックした商品