病気にならないための時間医学―「生体時計の神秘」を科学する

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  • サイズ 46判/ページ数 261,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903908038
  • NDC分類 491.3
  • Cコード C0047

内容説明

すべての生物には時計がある―。ヒトの生体リズムは二五時間―。生活習慣病や癌、骨粗しょう症などの発症を予知し予防しているのも、「生体時計」と時計遺伝子―。「時間医学」(時間の流れを考慮した医学)の第一人者が、「時間とからだ」の関係、生命の神秘について、医者としての使命感と三〇年以上にわたる研究の情熱・感動をこめて書き綴る。病気にならないための智恵がつまった、必読・科学読み物。

目次

時間医学はなぜ必要か―病気にならないために
時間医学とは何か
時間を読む新しい医学
時間医学が教えてくれること
自律神経をコントロールする生体時計
宇宙のリズムと文化のリズム
クロノミクスの威力―生命と環境を解読する
寿命と生体リズムの不思議な関係
未病を識る、平成養生訓

著者等紹介

大塚邦明[オオツカクニアキ]
東京女子医科大学東医療センター内科教授。1948年、愛媛県生まれ。1972年、九州大学医学部卒業。九州大学温泉治療学研究所助手、高知医科大学老年病学教室助手を経て、1988年より、東京女子医科大学東医療センター内科教授。医学博士。日本循環器学会認定循環器専門医。時間医学・老年医学が専門。時間医学とフィールド医学の融合を求めている。日本自律神経学会常任理事。日本時間生物学会理事。2000年に日本時間生物学会会長、2006年に日本自律神経学会会長を務め、2007年に時間生物学世界大会を主催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりお

39
生体時計、サーカディアンリズムに着目し、時間の変化による病気と時間に合った治療を紹介する。最終章は「時間に合わせた治療薬の服用」というもの。例えば脂質異常症。コレステロールは夜間に作られるため、これを抑える薬は夕飯の後飲んだ方が良い。他にも糖尿病、高血圧、骨粗鬆症など身近な病気の治療について説明している。自分の病気はいつ危険が増すか、それを知るための一冊としておすすめしたい。2017/05/13

ATS

10
★★☆時間(リズム)が健康や疾患に関与しているようだという内容です。たしかにそういう面もあるでしょうね。執筆時は不明瞭・未開拓な分野ということで、現在はどうなっているのか気にかかるところです。大切なのは規則正しい生活とのことです。2017/12/09

ブルーハート

4
確かにヒトには生体時計があって、サーカディアンリズムに支配されていることは事実だろう。だが、あまり飛躍した内容を読むのは疲れた。2017/12/03

モッタ

4
☆☆☆これでミシマ社の書籍を読んだのは2冊目。  ※図書館借り2011/06/20

ムムリク・ミ

3
最近良く聞く「24時間のリズム」の他にもリズムがあるの、面白い。とにもかくにも規則正しい生活が大事だとわかりました。これもよく言われることで、ともすれば右から左へ流してしまいそうになるけれども、しっかり規則正しく生活しようと思いました。2013/10/29

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