内容説明
教育は子どもにとっての基本的人権である―。常に子どもの側にたってきた教育実践研究者であり、民間教育研究運動をになってきた著者が、戦中・戦後の教育の歩みと自らの実践を振り返りつつ、教育のあるべき姿を原点から問い直す。講演・論文・連載コラムからの選集。
目次
1 私の教育論(育つ力と育てる心;古くて新しい「学力」問題;学力と意欲;教育における本当の意味での「ゆとり」とは ほか)
2 温故知新―心に刻む先人のことば(日本国憲法前文より;教育基本法(旧)前文より
竹本源治―詩「戦死せる教え児よ」より
ヴァイツゼッカー―「荒れ野の40年」より ほか)
3 わが青春の軌跡―私が歩んだ戦前から戦後の教育
4 教育基本法政府改正案についての私見―衆議院教育基本法改正案に関する地方公聴会(仙台)での陳述