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内容説明
自己論とメディア論をクロスさせながら、徹底して「自己」という視点からメディア媒介コミュニケーションの世界を再解釈する意欲的試み。
目次
序章 メディアとは自己を仮託する文化装置―自己メディア論のための態度選択
第1章 情報力革命と自己メディア―マスメディアから自己メディアへ
第2章 メディア・近代・自己―自己メディアの源流とその転換
第3章 個人メディアとしての電話―「二世界」の源流
第4章 ケータイという自己メディア
第5章 メディア・自己・救済
第6章 ネット言説の系譜再考
終章 自己の解放と救済としてのインターネット
著者等紹介
加藤晴明[カトウハルヒロ]
1952年新潟に生まれる。1986年法政大学大学院社会学専攻博士後期課程修了。現在、中京大学現代社会学部教授。専門:メディア社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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tsuyu1222
0
世間では「メディア」という言葉を気軽に使っているが、それがどのような影響を及ぼすのかというのは専門家でもない限りあまり知られていない。なので「スマホ」という言葉に置き換えると分かりやすいと思う。ちなみに、この本によると「スマホ」には3つの特性があると言う。それは「道具」「娯楽」「救済」である。
HolySen
0
「メディアとは自己を仮託する文化装置である」という基本命題の元、カメラオブスキュラ、電信、電話、ケータイ、パソコン通信、インターネットといったメディアと今まで語られてきた「メディア論」を俯瞰している。 メディア上の行為を「コミュニケーション」や「相互作用」には還元せず、徹底的に「自己」による「メッセージの投射」として分析する。自己と他者は強く非対称的な「偏差のある関係」なのだから、そこに「コミュニケーション」はないと。しかし、前作の『メディア文化の社会学』(2001)でその立場は示されている。2015/01/11
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