内容説明
ヨーロッパのコンシェルジュの間で何十年にもわたって読まれているバイブル『LE HALL』。この仏語原著は、ホテルプラザアテネパリの伝説のコンシェルジュマルセル・カシオラト氏(元レ・クレドールインターナショナルジェネラル・セクレタリー)によって書かれ、コンシェルジュサービスの原点から実践までが詳細に記されている。今では手に入れることさえ難しい幻の原著を、日本とフランスでコンシェルジュ経験を積んだ著者が自身の実体験を織り交ぜながら和訳・解説する。
目次
『LE HALL』との出会い―コンシェルジュから手渡された一冊の本、それがすべての始まりだった
序文―総支配人の目から見た、ホテルにおけるコンシェルジュサービスの重要性
著者前書き―カシオラト氏がこの本に託した思い
コンシェルジュの歴史―今でこそ広く知られている仕事だが、その由来は意外なところにあった
コンシェルジュの規律―コンシェルジュの規律とは、サービスに携わる者としての常識
コンシェルジュの定義―コンシェルジュサービスがホテルのランクを決めると言われるゆえん
コンシェルジュの哲学―難しいリクエストに対する姿勢、よくあるリクエストに対する姿勢
コンシェルジュの外見―良いサービスは良い身だしなみから…2本の鍵の襟章が表すもの
コンシェルジュの資質―ホスピタリティーという資質、金鉱を見つける資質、「ながら」の資質
コンシェルジュの知識―知識の引き出しを増やすだけでなく、瞬時に必要な知識を引き出すために〔ほか〕
著者等紹介
池田里香子[イケダリカコ]
ホテルニューオータニ勤務中、大葬の礼、即位の礼などに参列された世界のVIPを接客。迎賓館にも数多く出向く。同時に、アメリカニューヨーク州コーネル大学ホテル経営学科サマースクールにてホテル経営学を学ぶ。その後、ホテル西洋銀座、社団法人東京アメリカンクラブ、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ、パークハイアット東京等でコンシェルジュおよびチーフコンシェルジュを歴任。ワールドカップ日本国開催時には、横浜地域委員会のメンバーとして活躍。ホテル西洋銀座在籍中、レ・クレドール・インターナショナル正会員へ。2002年から2004年までフランスのホテルで研修、勤務。帰国後パークハイアット東京チーフコンシェルジュに就任。現在は、有限会社マリテーム代表として、日本とフランスの文化、教育をもとにした旅の手配のコンシェルジュとして、またコンシェルジュ育成の分野で、数多くの講演会の講師やホテル学校の臨時講師を務め、セミナーも開催するなど活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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