老いを治める―老いをめぐる政策と歴史

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  • サイズ A5判/ページ数 522p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784903690735
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

内容説明

何がこの国における老いを治めることを可能としてきたのか?高齢者が「少数派の中の多数派」「マイナーの中のメジャー」となっていく歴史的ダイナミズムを跡付ける。

目次

第1部 老いをめぐる政策と歴史(在宅介護福祉労働はいかに担われてきたのか;1980年代以降の高齢者に対する税制改正を伴った医療制度改革の現在;老いをめぐる政策と歴史 ほか)
第2部 老いの周辺をめぐる政策と歴史(日本のリハビリテーション学における「QOL」の検討;人工腎臓で生きる人々の運動と結実;1970年代の血友病者たちの患者運動と制度展開 ほか)
第3部 老いを治めるということ(「脆弱な生」の統治;折り重なる悲鳴;“ジェネレーション”を思想化する ほか)

著者等紹介

天田城介[アマダジョウスケ]
1972年埼玉県浦和市生。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。社会学。日本学術振興会特別研究員、立教大学社会学部助手、熊本学園大学社会福祉学部助教授などを経て、現職

北村健太郎[キタムラケンタロウ]
1976年生。立命館大学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー。社会学

堀田義太郎[ホッタヨシタロウ]
1974年生。日本学術振興会特別研究員PD。倫理学、障害学、生命・医療倫理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヒナコ

7
戦後すぐの1950年代から現在にいたるまでの日本の高齢者に関する福祉制度の変遷を、医療制度や税制や家事奉仕員などのヘルパーの制度などの介護制度など項目ごとに整理されている。それだけにはとどまらず、こうした制度の変遷が、どのような政治的力学のなかで起こったのかを丁寧に跡付けており、非常に内容の濃い一冊だった。本書は論文集ではあるが、「老い研」という研究会の参加メンバーによる論文が集められているため、歴史認識が統一しており、ばらばらな印象は受けなかった。→2021/06/10

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