盗賊のインド史―帝国・国家・無法者(アウトロー)

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盗賊のインド史―帝国・国家・無法者(アウトロー)

  • 竹中 千春【著】
  • 価格 ¥2,860(本体¥2,600)
  • 有志舎(2010/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 337,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903426365
  • NDC分類 225.05
  • Cコード C1022

出版社内容情報

●内容紹介(版元ドットコムより)
アフガニスタンやソマリアなど、グローバリゼーション下の現代世界では、「周縁化された人々」が武装し戦い続けている。彼らはいったい何者なのか? インドで「盗賊の女王」から1996年に国会議員となり、のちに暗殺されたプーラン・デーヴィーをはじめ、インド近現代史のなかで繰り広げられた盗賊、武装した農民、山の人々、遊牧民と近代国家の相克を描き、無法者(アウトロー)の世界に一歩足を踏み入れて、暴力の背後にある真の問題を見つけ出す。

●目次(版元ドットコムより)
盗賊の世界への招待
はじめに 違法と合法のあいだ
第一章 独立インドと盗賊
第二章 植民地占領と盗賊
第三章 植民地国家と盗賊
むすび 参加民主主義への道
補 論 なぜ盗賊は国家の敵になったか
付 録 プーラン・デーヴィーとの対話
参考文献

内容説明

アフガニスタンやソマリアなど、グローバリゼーション下の現代世界では、「周縁化された人々」が武装し戦い続けている。彼らはいったい何者なのか?インドで「盗賊の女王」から一九九六年に国会議員となり、のちに暗殺されたプーラン・デーヴィーをはじめ、インド近現代史のなかで繰り広げられた盗賊、武装した農民、山の人々、遊牧民と近代国家の相克を描き、無法者の世界に一歩足を踏み入れて、暴力の背後にある真の問題を見つけ出す。

目次

第1章 独立インドと盗賊(盗賊の女王―プーラン・デーヴィー;盗賊の土地―チャンバル渓谷 ほか)
第2章 植民地占領と盗賊(内陸に広がる辺境地帯;イギリスの占領統治 ほか)
第3章 植民地国家と盗賊(誰がインド大反乱を戦ったか;犯罪部族法の制定 ほか)
補論 盗賊はなぜ国家の敵になったか(はじめに―自由主義の帝国;「他者」の支配 ほか)

著者等紹介

竹中千春[タケナカチハル]
1957年生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手。明治学院大学国際学部助教授・教授などを経て、立教大学法学部教授(アジア政治論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うちこ

5
少し前に読んだ「女盗賊プーラン」の社会背景が気になって読みました。著者とプーランの対話が付録に収められています。 資料にはウッタル・プラデーシュ州のカーストの人口構成比の表(1931年の統計)も収められており、プーランの属するカーストが決して下位カーストではないことも説明されていました。プーランを強姦した人たちのカーストが想像以上に上位。これには驚きました。 違法な世界でも結局人脈がモノをいうので、盗賊の世界でも最下層では出世の余地がないと書かれていました。2021/03/22

nori

4
Too philosophical and academical book for me. With my poor knowledge about British imperialism in India, I could not image how dacoits and thugs were influenced to English invaders. In addition, Bollywood seems not to feature them by hidden reasons?2023/05/16

Cebecibaşı

2
20世紀の女盗賊プーランの話は最初と最後に出てくるだけで、内容の多くは植民地期、前近代的システムから近代システムへと無理やりインドが変質していく時代の周縁的な人々と盗賊行為を歴史的に分析し、現代も存在するダコイトと呼ばれる盗賊集団の歴史的形成過程を分析した一冊。フーコー、ホブズボーム、スコット、トムソンあたりの理論を利用しながら支配側の論理と被支配側の論理の共存や、合法と違法の境界がどうインド社会で決定されたかを盗賊というマージナルな人々に光をあてることで明らかにしている。2020/03/11

メルセ・ひすい

2
14-50 赤55★5 印度を知る為の必読書!特にカースト制度の臨場感抜群のなまの呪われたカーストとは?…日本ゆかりの独立当時の活動家ボースのイメージが付き纏う。。ここでは精力絶倫のたくましい♀頭領と印度史。そしてウェーバーの言う短絡的とはいえ,正に国家とは「暴力装置」そのもの!民主国家といえども、その国家暴力は選挙に勝ち任期中は、与党・為政者の思い通りなの? 盗賊や武装勢力とは何者なのか。彼らはなぜ戦うのか…。「盗賊の女王」プーラン・デーヴィーをはじめ、近現代インドを席巻した無法者たちの世界とは…2011/02/07

in medio tutissimus ibis.

1
盗賊の話である以上に、盗賊を取り締まる国家権力の話である。入手可能な資料の豊富さを鑑みればばそうなるのは致し方ないのだろうけれど、その点に自覚的ではないように思う。成程、崩壊した既存体制に成り代わった法治主義の、実情を無視した歪みが盗賊を産む一因だとしても、それが全てではない。結局権力はその強力故ではなく、むしろ知的人的な無力さの為に盗賊の生成に関与している。故に権力のみを論うが如きは、「盗賊現象」の分析としては片手落ちであり、その現象の主体となる盗賊となった人々を無視する行為でもある事には変わりがない。2017/06/05

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