感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しまむらそらん
1
本書は、倉田新さん自身が尊敬する倉橋惣三先生の「幼稚園雑草」を文字って「保育園雑草」という名で発行した園だよりを本にしたもの。「見えない手で支えてあげる力量」の大切さは大村はまさんと重なる部分があったし、福祉という仕事は人間相手の仕事だからお金や時間で割りきれないことが多い、というのも深く頷けた。近年「開かれた保育園」というのは難しくなってきており、地域の人も「ここに保育園があったの?」という次第。泥んこで遊んでいる子ども達の姿は美しく、子ども達の幸せを願い努力している保育者もまた美しいのだという。2025/04/16