内容説明
道の駅やサービスエリアなどにクルマを置き、車内で一夜を過ごす「車中泊」を嗜む人が増えている。その魅力は、いつでも、どこでも、誰とでも、手軽に野営ができること。しかし、手軽にできる範疇を超えると、魅力は魔力に変わる。車内でより快適・安全に過ごすためのコツから、泊まる場所について心得ておくべきこと、現場の問題まで、年間約100日を車中泊などのオートキャンプに費やす著者が語る一作。
目次
第1章 基本の作法(車中泊の魅力を心得るべし;車中泊の弱点をあなどるべからず ほか)
第2章 準備の作法(クルマを選ぶ時は、人気車種が存在する意味を考えよ;法律をよく知り、快適な車内環境を整えるべし ほか)
第3章 目的別実践の作法(観光旅行で無理は禁物!世話になったら還元すべし;街歩きには、パーク&ライドを活用すべし ほか)
第4章 車中泊地別実践の作法(道の駅とは何かをよく知るべし;オートキャンプ場では、テント客に注意を払うべし ほか)
第5章 長旅の作法(長旅で起こりうる危険を考察すべし;エコノミークラス症候群に気をつけるべし ほか)
著者等紹介
稲垣朝則[イナガキトモノリ]
1959年5月生まれ、大阪府在住。同志社大学文学部卒業後、ライター・フォトグラファー・ウェブデザイナーとして独立し、現在はクルマ旅のナビゲーターとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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hatayan
38
2011年刊。マイカーを宿にする「車中泊」のルーツや心得などを解説。アウトドア派には知られていた車中泊が広く認知されたのは1990年代の道の駅の開設ラッシュが契機。快適を求めるならハイエースなどの1BOXがカスタマイズの自由度も高く魅力的。車中泊は発展途上の文化であるだけに、その場に居合わせた人や訪れる場所など、状況に応じて礼儀をわきまえた対応をしたいと啓発。その気になれば有料駐車場をベースに京都を車中泊で楽しめるとは考えもしませんでした。工夫次第で広がりを見せる旅の手段として押さえておきたいところです。2020/01/21
ふろんた2.0
10
「帰宅恐怖症」という本の読了後に読んだけど、そういう目的ではないです。本書は一部の迷惑行為をする人が大勢の車中泊を楽しみたい方にも迷惑がかかるので気をつけてほしいという内容が満載です。車中泊を考えている人は読んでおいたほうがいいと思います。ちなみに自分のPCでは最初の変換が社中泊と出たけど、その気もないです。2017/09/02
Tatsuhito Matsuzaki
8
この本は10年前の出版ですが、ソロキャンプや女子キャンプとともに、最近車中泊が再び注目されています。 車中泊はキャンプと一線を画す宿泊スタイルで、本書では 車や駐車地の選択方法などは勿論、ごみを出さない、リスクを回避する等のコツが語られています。 クルマ旅のナビゲーターである著者の思いが随所に表れた一冊です。2021/11/27
タケ
5
(図書館)参考になった。2014/10/13
秋津丸
4
車中泊に興味がある。といっても、車で本格的に泊まりたいわけではなく、高速道路の渋滞を避けるために、二泊一泊の旅行がしたいのである。そんな動機で読んでみた。 車中泊について、まじめに考えている本。最近のニュースでも車中泊のマナーが問題になっているが、この問題にも正面から向き合っている。その他にも車中泊についての基本的知識も書いてあっておもしろかった。本格的に車中泊をするようになったら、もう一度、読み直してみたい2012/09/11
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