出版社内容情報
1960年代・日本美術におけるパフォーマンスの地下水脈
経済の高度成長、都市の肥大化、マス・メディアの浸透による社会の激変期――
60年安保闘争とその敗北から、アングラ文化、全共闘へと至る政治と文化の闘争に、美術家たちは、いかに反応し、かかわり、行動し、そして、いかに忘却されたか……
膨大な資料と長年の調査によって初めて解き明かされる、
生身を武器とした、表現と抵抗の歴史！
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yu-onore
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破天荒なパフォーマンスにもアカデミズム的なものがあって、(HRCとかたしかにみんなインテリだし)、その過激さのさらに地下にあるような身体的介入の系譜(それさえマンネリ≒「こういうもの」として認識されていって、最終的には集団蜘蛛の批判の極限に至って……)が探られていて、情報量にかなり……となる。こういう仕事がめちゃくちゃ大事だし、『日本・現代・美術』の頃の椹木さんの意義もすごく感じられたりする。2021/09/15
