内容説明
ハリーによって児童書出版にビッグ・ウェーブを呼び起こしたローリング、波に乗ったプルマン、ハッドン、マーテルら…ハリー・ポッターがもたらした電子の時代の空前の読書現象。
目次
第1章 ハリー・ポッターを主人公とした一連の物語がもたらした「読書現象」
第2章 ハリー・ポッター読書現象とベストセラー・リスト『ニューヨーク・タイムズ・ブック・レビュー』の場合
第3章 フィリップ・プルマンの三部作、His Dark Materialsについて
第4章 ハリー・ポッター・シリーズ第五巻、Harry Potter and the Order of the Phoenixと児童文学としての「暗さ」について
第5章 『パイの物語』に見る境界領域文学の一考察
第6章 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』物語の発展と追う読者たち
第7章 The Curious Incident of the Dog in the Night‐Time(『夜中に犬に起こった奇妙な事件』)―境界領域文学の題材と読者について考える
第8章 ハリーのいる夏、いない夏―現代児童文学読書事情
第9章 翻訳児童図書一考察―最近の課題図書、中学・高校の部選定図書から
第10章 Harry Potter and the Deathly Hallows(『ハリー・ポッターと死の秘宝』)―エピックの完結
著者等紹介
小林矩子[コバヤシノリコ]
武蔵野大学名誉教授。1936年東京生れ。1960年東京大学文学部英文科卒業後、米国マサチューセッツ州、ブランダイス大学へ留学。1961年、ロサンゼルス、南カリフォルニア大学大学院で図書館学を学ぶ(図書館学修士)。カリフォルニア工科大学図書館勤務。1965年、カリフォルニア大学(ロサンゼルス)大学院にて英語教育を学ぶ。帰国後は教職につき、1969年4月より武蔵野女子大学(現・武蔵野大学)に新たに開設された司書課程・司書教諭課程を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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