内容説明
私たちにとって沖縄は、どのような存在なのか。そして沖縄にとって、「日本」とは何だったのか。
目次
序の章 恩納岳
1の章 かたかしら(欹髻)
2の章 士魂の残照
3の章 貧の闇
4の章 琉球の鼓動
5の章 そして、仏桑花の呻き
終の章 君たちの未来へ
著者等紹介
伊波敏男[イハトシオ]
1943年、沖縄県生まれ。作家。人権教育研究家。長野大学客員教授。ハンセン病療養施設「沖縄愛楽園」、鹿児島県の国立療養所「星塚敬愛園」を経て、1961年、岡山県の「県立邑久高等学校新良田教室」に入学。その後、東京の中央労働学院で学び、社会福祉法人東京コロニーに入所。1993年より約3年間、東京コロニーおよび社団法人ゼンコロ常務理事を務める。1997年、自らの半生の記『花に逢はん』(NHK出版)を上梓、同年12月、第18回沖縄タイムス出版文化賞を受賞。2004年より、信州沖縄塾を主宰し、塾長となる。2007年11月、井波基金日本委員会を創設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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林克也
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ジョン・レノン、そして忌野清志郎の沖縄への言及は、私の乏しい知識にはないが、この本を読んでIMAGINを思い出した。 天国は無い ただ空があるだけ/国境も無い ただ地球があるだけ/みんながそう思えば 簡単なこと/社会主義も 資本主義も/偉い人も 貧しい人も/みんなが同じならば 簡単なこと/夢かもしれない でも その夢を見ているのは/一人だけじゃない 世界中にいるのさ2014/02/05
munesan
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ちょうど沖縄の歴史について勉強していたので、とても参考になりました。自らの家系と沖縄の歴史を並行して展開しているため、沖縄の歴史がどのように家系へ影響していったのかがわかり易く、その当時の方々の思いが伝わってきます。平和を願う強い気持ちに感動しましたが、それ以上に筆者の情報収集力に感嘆です。大変ご苦労されたと思います。2013/06/18