内容説明
「1000回死ぬよりつらいよ」I would rather die a thousand deaths.―1865年4月9日、南軍のリー将軍が、北軍のグラント将軍に降伏しに行くときもらした言葉です。リンカーン大統領に北軍の総司令官になるよう依頼されて苦悩しながらも、南部人としてあえて南軍を指揮したリー。そして降伏を申し出る相手のグラントは、同じウエストポイント陸軍士官学校の後輩であり、一緒にメキシコと戦った仲でした。アポマトックスの1軒の家で行われた2人の会見はアメリカ史の名場面の1つです。リーを気遣うグラント、それを甘受するリー―この本では登場人物たちの「息遣い」までをも伝えることによって、「生きた歴史」を面白く語ります。小学生のための歴史だからこそ、易しい英語で読め、アメリカ人のスタンダードな歴史観が分かる貴重な1冊です。
目次
第1章 アメリカ発見から植民地まで
第2章 独立戦争と新国家
第3章 南北戦争と南部再建
第4章 西部への拡大とフロンティア
第5章 第1次世界大戦と大恐慌
第6章 第2次世界大戦と冷戦
第7章 ’60年代の大変動
著者等紹介
バーダマン,ジェームス・M.[バーダマン,ジェームスM.][Vardaman,Jr.,James M.]
1947年、米国テネシー州生まれ。ハワイ大学でアジア研究専攻、修士。1976年来日。早稲田大学教授
村田薫[ムラタカオル]
1953年、福島県いわき市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修了。早稲田大学教授。専門はアメリカ文学
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