内容説明
20代で週休5日の隠居生活の後、30歳で17万円握りしめ、台湾へちょっくら移住。散歩と思索と読書の「隠居」三昧!しみじみ楽しい感動エッセイ。台湾讃歌&マイノリティ讃歌。
目次
第1章 なぜ、台湾で隠居することになったのか(台湾に移住する前にやっておきたいこと;ビザのこと ほか)
第2章 台湾で日常生活を作り上げる(家を決める;仕事のことを考える ほか)
第3章 台湾の隠居生活に根が生える(ワーホリビザが切れた!;1か月の生活費は5万円以下 ほか)
第4章 台湾で隠居するということ、あるいはマイノリティである、ということ(コロナ禍の台湾;日本語世代の人々と出会う ほか)
著者等紹介
大原扁理[オオハラヘンリ]
1985年愛知県生まれ。25歳から東京で隠居生活を始める。31歳で台湾に移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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旅するランナー
239
台湾の淡水(台北の北の方)に家を借り、1カ月の生活費5万円以下で暮らす、隠居マスター。散歩と思索と読書三昧ののんびりした日々がうらやましい。ストレスフリーな感じです。ガイドブックとしては役立たないけど、台湾人の優しさはすごく伝わってきます。我愛台湾。2021/05/20
yomineko@ヴィタリにゃん
70
親切でバイタリティ溢れ頼もしい台湾人。20代で隠居するとお前のせいで日本の成長が遅れるとか言う日本人と違い懐が深い。何故個人がGDP上げる努力しないといけないのか不明wそれは政治家の仕事!台湾は1987年、つい最近まで戒厳令が敷かれ人々は辛酸を舐めたにも拘らず陽気🌞水道代月300円って嘘みたい!食べ物も安くベジタリアンにも偏見がない😊選挙には必ず投票するのももう二度と苦しい状態になってほしくないから。日本統治時代の方々は流暢な日本語を話す。いいなぁ~行きたいなぁ~でも夏は酷暑らしい😨😨😨2023/04/23
ぶんこ
59
しっかりと調べた上での移住ではなく、なんとなくアジア圏ということで台湾を選択して、あっという間に30歳まで限定のビザを取得してしまう。淡水の学生街にアパートを見つけ、月5万円弱で生活していました。台湾を選択したことが一番の勝因。私も台湾で生活してみたいと思ったほど生き易い国。ただし暑さが苦手なので真冬にしか行けないので無理ですね。二二八紀念館の話が出てきた時には、思い出して涙ぐむ。台湾人が大変辛い過去を乗り越えての今と思うと、より素晴らしい国民性と痛感。2021/12/25
R
58
タイトルの通り、台湾で働きすぎず生きていく、それを実践した生活ぶりを書いた本でした。隠居生活というものの説明、それをするにあたり台湾がどれほど向いているかという話、そこから、台湾の人たちや生活についての話に繋がっていて、ほのぼの読めたのでありました。住んでも凄いいいところだなぁという印象である。著者には基本スキルとして英語があるので、軽々に住み着けるわけではなさそうだけども、台湾語がなくても割りとなんとでもなるようで、素食食べ歩きの話など、風変わりな台湾紹介としても読める本でした。2021/03/29
オリーブ
31
35歳の著者は日本で生活していた時から週休五日の隠居生活を送っており言語も通じないけど台湾への移住を決意。イメージする豪華な隠居生活とは真逆な感じだが、言語が通じないからこその他人が感じる主観、価値観に気づけた。「友人未満他人以上」は楽に生きていく為の人間関係だというのは新鮮に思えた。台湾では日本人である自分はそもそもマイノリティな立場なんだからとうつ症状に陥った時にも焦らず戦わない。「誰かの台湾ではくあなただけの台湾に出会って!」という言葉によって誰かに合わせて生きていく必要はないよと言われた気がする。2022/01/23