出版社内容情報
「母と娘」をテーマに描かれた、40人の母の、娘の心温まる優しいエッセー。それぞれの短い物語は、おもしろおかしく、楽しく、あるいはすこし悲しく切なく、変わらない「母と娘」の絆を描き出している。
はじめに
第一章 母の愛
母が生まれた日
光
一九五九年、春
再会
針
エデュケーション・リング
無償の支え
プリンセス・ドレス
娘たちの誕生
母との再同居
ロッキングチェア、ロッカバイベイビー
いつでも、ひとりの母として
第二章 娘の愛
アビゲイルの鳩
母の日の母
ママの瞳に
母の日のバス旅行
腕をくんで歩く道
世界でいちばんダメなママ
秘密のサンタ・クロース
この先、いつまでも
高望みかしら?
第三章 母のように 娘のように
鏡に母が映るとき
ベビーブック
ビーチでの会話
ゆりいすの夢
母のためのララバイ
ひとことの深さ
そう?ええと……お好きなように!
娘の表情
母の手・母の想い
手をとって
母の感謝祭、私のベビーシート
手放す思い出、手放さない愛
第四章 時間を越える知恵
「ママでいるのって、楽しい?」
心の履歴書
ガールズ
リトル・ジャングル
自分の身体を愛してる―今は、ね。
天国のお義母さん、ありがとう
リボン無しのクリスマスギフト
向日葵の大成功
母は耳をかたむける
もう一度、母となるのなら
訳者あとがき
どれほど私たちが似ていて、同時にどれほどさまざまに異なっていることか。人がみなどれほど違う人生を生き、なおかつ似通ったものを大切にしていることか。そして、人の思いやり、勇気、寛大の精神に目を向けることも教えましょう。世界がより色あざやかで、多様性に満ち、より美しく見えるものであることを、あなたたちに教えることでしょう。
「もう一度、母となるのなら」より
すべての女性は娘です。そして、すべての女性の人生はもうひとりの女性、母とともに始まりました。母と娘の絆はとても深く、長く続きます。亡くなって五十年も経ってから母を恋しく思うこともあるように、いちど生まれたつながりはおそらく永久に消えないのです。本書は、そんな娘たちや母たちだけではなく、女性を愛するすべての人に贈りたいと思っています。愛、勇気、別れ、再会、犠牲、償い、そして日々のささいな心くばりにあふれる物語の数々が、かならずやみなさんの胸を打つことでしょう。
内容説明
自分が母になって母親の愛を知る「母が生まれた日」、二人の“母”を持つ娘への愛を語る「光」;娘の愛で命を救われる「アビゲイルの鳩」、時を超えた母娘の愛を語る「手をとって」、娘の言葉で人生の喜びを思い出す「リトル・ジャングル」など幸せな涙と愛でいっぱいの43のストーリー。
目次
第1章 母の愛(母が生まれた日;光 ほか)
第2章 娘の愛(アビゲイルの鳩;母の日の母 ほか)
第3章 母のように娘のように(鏡に母が映るとき;ベビーブック ほか)
第4章 時間を超える知恵(「ママでいるのって、楽しい?」;心の履歴書 ほか)
著者等紹介
上原裕美子[ウエハラユミコ]
1976年東京生まれ、筑波大学第二学群比較文化学類卒業。出版社勤務後、オーストラリアでの日本語教室講師、進学塾での英語講師、翻訳コーディネータを経て、翻訳者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。