ハーレクイン<br> 家政婦の娘

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ハーレクイン
家政婦の娘

  • ISBN:9784596518590

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内容説明

わたしにとっては初めての宝物でも、彼にとっては、すぐに消える戯れのキス。

裕福なジェナー家の家政婦の娘ソフィアは、御曹司エリックを慕っていた。彼が全寮制の名門高校へ入るためにニューヨークへ旅立ったとき、ソフィアはまだ13歳で、心にぽっかり穴があいたようだった。それ以来会うこともなく15年が過ぎた今、ソフィアは職を求めて、不動産帝国の王者となったエリックのもとへ足を運んだ。1年前に病を得て、前の仕事を続けられなくなってしまったが、女手一つで1歳の双子を育てるには、どうしても働く必要があるのだ。面接の結果、みごと雇われることになって喜んだソフィアの脳裏に、かつてエリックにされた初めてのキスが甦り、彼女は自らを戒めた――忘れなさい。あれは彼が覚えてさえいない、ほんの戯れだったのだから。

■ロマンス界の頂点とも言うべきRITA賞に輝いた経歴を持つサラ・M・アンダーソンによる、情熱と瑞々しさを併せ持ったシンデレラ・ストーリーをお贈りします。少女時代の恋心が疼くソフィアですが、エリックは“社員は決して口説かない”と心に決めていて……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

97
いま読んでいる本が重たくて(『つみびと』山田詠美)つい手を出したのだが、見事に対をなす作品だった。ソフィアの夫は双子が生まれる前に病死。無責任に去っていったわけではない。両親はエリックの家で管理人や家政婦をしていた時期があり、その繋がりから立派な事業主になっている。知的で愛情深い。エリックの両親も至って善良なお金持ち。エリックの会社で働き始めるソフィア。住む世界が違うなどとぐちゅぐちゅ言うのはストーリー上必要だからで、病んではいない。エリックの子供好き描写も捻りなし。あれ?何で私、物足りなく思うのだろう。2019/07/16

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