内容説明
飛騨高山の高校で、綿々と続く卒業行事“白線流し”に、かつてたった一度だけ、小さな円空仏が結わえ付けられたことがあった―。一九五四年、岐阜。仲間と演劇作りに没頭する「ぼく」たちの高校生活から、時代の香りを豊かに醸し出す。一九五〇年代岐阜の高校群像。
著者等紹介
松田悠八[マツダユウハチ]
1940年岐阜市生まれ。長良小学校、長良中学、岐阜高校を経て早稲田大学文学部入学。同校卒業後、出版社に勤務、主な編集担当書籍に『パパラギ』『海からの贈りもの』『モンゴメリ日記』等がある。その後独立してフリーになり、2004年処女作『長良川スタンドバイミー一九五〇』で第三回小島信夫文学賞を受賞、作家活動に入る。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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