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内容説明
複数の民族とエスニック集団が共存する台湾。国民国家という枠組みのなかでエスニック集団のための多文化的メディアを求めて苦闘してきた台湾のエスニック・メディアの成立過程を丹念にたどり、放送メディアにおけるエスニシティとナショナリズムの相克矛盾の究明を通じて、エスニック・メディアがマルチ・エスニック公共圏を維持するメディアとなるに必要な条件とは何か、を探る。
目次
序章 なぜ、台湾のエスニック・メディアか
第1章 「多重民族・エスニック社会」の歴史的形成と葛藤
第2章 言語政策を展開する政府vs.多文化政策を求める社会運動
第3章 台湾のメディア政策と放送制度―多文化主義による考察
第4章 非合法メディアからの出発―宝島客家ラジオ
第5章 国家の統合イデオロギーに対する受容と拒否―客家テレビと原住民族テレビ
終章 エスニック・メディアは誰のため、何のために
著者等紹介
林怡怡〓[リンイーシェン]
立教大学社会学部メディア社会学科准教授。台湾台南市生まれ。国立台湾大学文学院図書館学科卒、同大学社会科学院新聞研究所修士課程修了。東京大学大学院人文社会系研究科・社会文化研究専攻・社会情報学専門分野修士課程、博士課程修了。博士(社会情報学)。2008年仙台大学専任講師、2011年同大学准教授を経て、2013年4月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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