都市住宅政策と社会‐空間構造―東京圏を事例として

都市住宅政策と社会‐空間構造―東京圏を事例として

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784901988186
  • NDC分類 365.3
  • Cコード C3036

内容説明

住宅は、従来は主として家族との関係で捉えられてきた。しかし、人々の集住する住宅やその集合体である住宅地は地域社会と大きく関わり、住宅の配置や供給システムによって地域の社会―空間構造に影響を与えている。東京圏を事例として、住宅地の水準に焦点を当て、住宅政策と社会―空間構造の関係、居住者の生活との連関を歴史的アプローチから分析し、地域社会研究におけるハウジング論の必要性とその意義を明らかにする。

目次

序章 住宅/住宅地への社会学的アプローチ
第1章 ハウジング論と地域社会研究
第2章 日本における地域社会研究の展開―郊外研究を事例として
第3章 住宅問題の出現と政策対応―明治期の貧民窟を巡って
第4章 戦間期における住宅問題の認知と制御―同潤会を中心に
第5章 住宅の55年体制と社会‐空間構造―高度成長期を中心に
第6章 高度成長期以降の住宅政策と社会‐空間構造―バブル崩壊まで
第7章 都市再開発地域における地域生活―つくられた空間と生きられた空間
第8章 ポストバブル期における住宅政策と社会‐空間構造
終章 住宅・住宅地・住宅政策―都市に住むことを巡って

著者等紹介

高木恒一[タカギコウイチ]
1963年生。東京都立大学社会科学研究科社会学専攻博士課程単位取得退学。東京都立大学博士(社会学)。東京市政調査会研究員等を経て2007年から立教大学社会学部教授。専門は都市社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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