内容説明
第1部では近代哲学の祖デカルトと現代哲学の先駆者フッサール、そして現代の最先端をいく科学哲学を明快に論じ、第2部では資料との接し方やノートのとり方など、哲学的フィールドワークの精神でとっておきの学問の作法を伝授、第3部では第一線の研究者による最新の研究成果を提示する。巻末の座談会では、研究に踏み込んだきっかけや意見の相違など白熱した論議をとおして、哲学の今が生き生きと伝えられる。創設者井上円了が「諸学の基礎は哲学にあり」とした建学の精神を踏まえ、伝統ある東洋大学哲学科の気鋭のスタッフがこれから哲学を学ぶ人へ贈る最良のテキスト。
目次
第1部 諸哲学を生きる(デカルト哲学;フッサール現象学;システムと科学の哲学)
第2部 哲学を学ぶこと(哲学する―本やノートについて)
第3部 哲学の諸問題(技術的経験―西田幾多郎の「直観」概念を手がかりに;贈与という問い―「見返りなき贈与」と「贈与の現象学」;座談会:「哲学を生きる」とは?)
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