内容説明
女川騒動、浄瑠璃姫、梅若丸、静御前、八百比丘尼など、各地にのこる伝説・伝承を、20人の女性たちが掘り起こす。
目次
「語り」を旅する(最後の「旅」からはじまりの「旅」へ―「女川飯田口説」の道;待つ―浄瑠璃姫の物語;梅若丸伝説を辿って ほか)
旅―みる・きく・おもう(湖国を旅する;こんぴら歌舞伎を行く;鬼鹿毛たちの鎮魂歌 ほか)
「採訪」という旅(街道と話―一里山聴き書き;人生の門出―七歳までは神の子;採訪記録・山姥への旅 ほか)
著者等紹介
野村敬子[ノムラケイコ]
1938年生まれ。國學院大學説話研究会で臼田甚五郎先生に指導を受けて口承文芸の勉強を始める。野村純一と結婚後は家庭における人の幸せを考えながら研究を続ける。テーマは女性と語り。故郷の真室川で定位置観察を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ekura
0
なぜ「中川洋一郎」が著者になっているのか分からないけれど、野村敬子・粂智子 (編著)。女性民俗学会の会員を中心に、20名の女性民俗学者・民話研究者が聞き書きの旅を振り返る、学術的エッセイ。男性研究者が見逃しがちな生活者としての視線の重要さについて考えさせられる。2011/10/07
zatugei
0
浄瑠璃姫物語について知りたくて手に取った。「採訪」という言葉を初めて知った。野村純一氏が亡くなっていたことも遅ればせながら知った。八百比丘尼の痕跡が東京にもあると知った。2021/02/22
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