明治日本と万国博覧会

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  • サイズ A5判/ページ数 219,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784642037853
  • NDC分類 606.9
  • Cコード C3021

内容説明

国々が技術や文化を競った万国博覧会。明治政府が参加した万博の出品方針、展示物、日本紹介の日本史、日本館での宴会、植民地展示に着目。万博を手本とした内国博覧会からも国内外への日本イメージの内容と変容を探る。

目次

序章 方法としての万国博覧会―近代日本の自己認識の解明をめざして
第1章 明治前期の万博参加と日本史構想
第2章 一九〇〇年パリ万国博覧会と日清戦争後の日本
第3章 第五回内国勧業博覧会
第4章 セントルイス万国博覧会と日露戦時外交
第5章 日本大博覧会計画と日英博覧会
終章 近代日本と万国博覧会

著者等紹介

伊藤真実子[イトウマミコ]
1972年愛知県に生まれる。1995年聖心女子大学文学部歴史社会学科卒業。2004年学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程単位取得済退学。2006年博士号取得(史学)。現在、学習院大学文学部助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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明治期の万博(+国際意識の第五回内国博、日本大博、日英博)を政府の対外宣伝の場として捉え、いかなる日本像が打ち出されたかを考察。博覧会における日本紹介本と修史事業との関係への着目は興味深い。史料の制限もあると思うが、修史部局の人間がいかに日本紹介本の編纂に関与したかは知りたくなる。博覧会と政治との考察は解像度が高い。セントルイス博の章は最も興味深いと思い、桂園内閣の更迭で日本大博案の荒廃や日英博の開催を解釈したの興味深かった。欧文研究の紹介と吸収はすごかった。2024/09/26

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