内容説明
倒産エネルギーである不良債権は、最終処理が未だに終わらない。他方で、新たなる不良債権が積増しされるという厳しい経営環境は続いている。何らの有効な保全策も公的支援もない企業は、与信先に蓄積した倒産エネルギーにどう対処するか。不良債権を未然に防ぐカギは、与信管理いかんにある。本書は、筆者が独自にまとめた上場・非上場会社240社(うち倒産会社80社)の分析データをもとに、確実に代金回収する管理のコツを解説。
目次
1 不良債権発生のメカニズム
2 不良債権発生にいかに対処するか
3 与信先調査の勘どころ
4 与信取引チェックのための評価基準設定と評価
5 これだけは押さえておきたい与信管理業務のポイント
6 担保の取得・実行チェックポイント
7 倒産企業データから発信される警鐘
8 不良債権を回避するコツ
9 参考資料/サンプル企業240社の分析データ
著者等紹介
坂本昌彦[サカモトマサヒコ]
昭和37(1937)年3月大阪市立大学法学部卒業。同年4月蝶理株式会社に入社。昭和61年4月東京審査部長、平成4年10月関連事業部長、同9年6月常勤監査役、同12年6月蝶理情報システム株式会社常勤監査役を経て、同15年3月コンサルタント(社団法人全日本能率連盟マネジメント・コンサルタント資格認定)として活躍中
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