目次
エッセイ(ある若年介護者の“家族”をめぐる歩み;中途視覚障害者が経験する「運による」支援―情報不足は自己責任か;「手書き」できない僕が学校で経験した無理解と強要;続「お電話ありがとうございます」と言わなければいけませんか?―多様性を尊重するために、「私」がしてほしいこと;進行性難病者の私と旅)
論文(災害時における障害者の「取り残され」と自立生活―自立と地域の緊張関係に着目して;なぜ「疾者」は穢れとされるに至ったか―「疾者」を中心とした穢れ構造の分析;カナダ・障害当事者組織による非障害組織との戦略的協働―1986年雇用衡平法におけるサービスパックの給付費と利用量分析から)
特集1 脱施設―なぜ進まないのか、どうしたら進むのか(日本において知的障害者の脱施設化が進まないのはなぜか;知的障害のある人の暮らしをどう考えてゆくのか)
特集2 障害の歴史―歴史学と障害学が交わる場(近代ドイツにおける障害当事者運動の理念と活動―「身体障害者自助促進連盟(1919~1945)」を例として
扉を開けて―第2次世界大戦後イギリスにおける「知的障害児親の会」
第2次世界大戦後のアメリカ合衆国における戦傷病者の社会復帰支援
昭和戦前期の王子脳病院と患者の分析―医療倫理学と医学史の融合の一つの試み)