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内容説明
…市民社会の形成という限りなき願いの中でもたらされたのは、大衆社会の変容と劇場社会の到来であった。変転する社会で、制度としてのマスコミそしてまたジャーナリズムも変容を余儀なくされた。さらにそれが政治の内容や様式を変え、反転してマスコミやジャーナリズムをを変える。現代ジャーナリズムと政治の共振作用と螺旋課程を解き明かす。
目次
第1部 マス・メディアと市民社会(市民社会、メディア、ジャーナリズムの歴史と展望;戦後日本の「市民」とマス・メディア;現代オーディエンスと理解過程)
第2部 マス・メディアと政治(政治の劇場化と現代的特質:大衆民主主義の劇場;テレビと政治の五〇年:創造の政治から消費の政治へ;政権交代とマス・メディア;政治過程としての記者会見)
第3部 マス・メディアと世論(現代の世論;「世論と世論調査の間で」;世論に見る一元化の傾向)
Column メディア時評(「五十二年目の夏のメディアに想う」;「メディアに求められるコラムとコラムニスト」;「ニュースとは何か」;「夕刊紙の今日的意義は?」;「日曜版の可能性を探ったら」;「ラテ欄(ラジオ・テレビ欄)の自立を」)
著者等紹介
谷藤悦史[タニフジエツシ]
早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。早稲田大学政治経済学部教授。専攻、政治学、政治コミュニケーション、イギリス現代政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。