内容説明
ルイスたちが旅行で留守の間、ツィマーマン夫人は眠れない夜をすごしていた。夜中になると、家のなかで不思議な光が躍り、いくつもの顔が壁にうかぶのだ。彼女が魔力を失ったこととなにか関係が?ある夜、壁にかかった古い鏡に、かつての魔法の師ウェザービーの顔が映った。師のお告げにしたがい、ツィマーマンはローズ・リタを連れて魔力をとりもどす旅に出る。が、長くて暗いトンネルをぬけた二人は、なぜか19世紀のペンシルヴァニアにいきついてしまった!スリリングなタイムトラベルになにが待ちうけているのか?新展開で贈る第4弾。
著者等紹介
ベレアーズ,ジョン[ベレアーズ,ジョン][Bellairs,John]
『霜のなかの顔』(ハヤカワ文庫FT)など、ゴシック・ファンタジーの名手として知られる。1973年に発表した『壁のなかの時計』(アーティストハウス)にはじまるルイス少年シリーズで、一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たした。同シリーズは“ユーモアと不気味さの絶妙なバランス”“魔法に関する小道具を卓妙に配した、オリジナリティあふれるストーリー”と絶賛され、ベレアーズ逝去後は、SF作家ブラッド・ストリックランドに書き継がれ、発売から30年たった現在でも親から子供へと読みつがれている
三辺律子[サンベリツコ]
英米文学翻訳家。聖心女子大学英語英文学科卒、白百合女子大学院児童文化学科修了、現在、同大学児童文化研究センター研究員
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感想・レビュー
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スカーレット
3
今回も女子組(ローズ・リタ?)の活躍でした。ツィマーマン夫人の魔力復活の為、時間を遡って大いなる間違いを正す~?2018/11/07
奥山 有為
0
四巻。まさかのタイムスリップ。SFか!でもハリー・ポッターでもやってましたね。2013/09/23
punto
0
追記。2004/10/01
Theodore
0
今回も女子のターン。ただし前作に比べると男成分が多め。この巻だけ読んでいるとどこがルイスと魔法使い協会なんだ? と突っ込みたくなること請け合い。それだけルイスの影が薄い。2010/01/11