内容説明
とんぼやちょうや草花、命あるものへの慈しみ、自然に生かされてる者としての感謝。この詩集には、家族の想いが丁寧に語られている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
26
子供向けの詩集ですが、大人が読んでも心に残ると思います。瑞々しく優しい言葉で、自然や子供たちの生活が描かれています。作者のお父さんの写真が収録されていて、こちらも見ごたえがあります。特に表紙の逆立ちしている赤とんぼの写真は面白いと思いました。最後の詩「祈る」にじーんとします。お日様に向かって、皆が達者でありますよう、と祈るおばあさん。お月様には、今日一日を有難うございます、と祈ります。忘れていたのですが、私の祖母もいつも私のために祈ってくれました。このような祈りが、この世界を支えているのだと思います。2024/09/29
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