出版社内容情報
『中高生のためのアメリカ理解入門』本編をより有効に活用するためのガイドブック。本編の執筆者による教材活用の提案やより詳細な解説、本編未収録の資料等を掲載。本編を教材として使用する教員やより深く理解したい一般読者にとって必携の解説書。
まえがき
第1部
アメリカ理解のための教材開発プロジェクト――その試みと成果――(渡部 淳 日本大学教授)
第2部
Part 1 過去と未来のパノラマ
テーマ1 ニューヨーク・ニューヨーク ~アキコの歩いたニューヨーク~
(住川 明子 跡見学園中学校高等学校)
Part 2 暮らしを支えるもの、変えるもの
テーマ2 高校生クリスの自動車通学
(三善 真 倉敷市立倉敷翔南高等学校)
テーマ3 朝ごはんは何? ~アメリカの食生活~
(渡邉 千景 桐朋女子中・高等学校/早川 則男 中村高等学校/両角 桂子 埼玉県立和光国際高等学校)
テーマ4 ビル・ゲイツとコンピュータ
(中原 道高 東京都立新宿山吹高等学校)
Part 3 自立にむけて
テーマ5 アマンダは悩んでいる ~アトランタ郊外の高校生はいま~
(白木 文子 東京都立国際高等学校)
テーマ6 いつから大人? ~アメリカの家族~
(住川 明子 跡見学園中学校高等学校)
テーマ7 はるかの結婚
(渡邉 千景 桐朋女子中・高等学校/初海 茂 八王子市立松木中学校)
Part 4 アメリカン・ドリームの読みとき方
県立和光国際高等学校)
テーマ16 アメリカって、スーパーパワー? ~ジャーナリストの鈴木さんにきく~
(渡部 淳 日本大学/初海 茂 八王子市立松木中学校/住川 明子 跡見学園中学校高等学校/関根 真理 啓明学園初等・中学・高等学校)
まえがき(米国理解研究会・代表日本大学教授 渡部 淳)
本書は、『中高生のためのアメリカ理解入門』をよりよく活用していただくためのガイドブックです。授業などで『中高生のためのアメリカ理解入門』を教材としてお使いになる中学校、高等学校の先生方を主な読者対象に想定しています。
ただ、『中高生のためのアメリカ理解入門』自体が、若者から大人まで一緒に楽しめる「読み物」の性格を持っていますので、このガイドもより広い層の方々に読んでいただきたいのです。
この本は、大きく2つのパートで構成されています。第1部は、今回の教材開発の意味づけと経緯の分析です。プロジェクトの「これまで」と「これから」についてご報告します。
教師の多忙化が言われる今日、長期間にわたる大規模プロジェクトの実施にはさまざまな困難が伴います。当事者や近親者を含め、思いがけない出来事にも遭遇します。メンバー同士のチームワークと周囲の方々の献身的な支えなしに、プロジェクトの成功はおぼつきません。創造性は支え合いの中で開花する、というのがいつわらざる実感です。
本書の第2部は、16テーマの執筆者による教材活用の提案。これが主要部分にあたりまが行われています。教育関係者はもちろん、教育を職業としない市民の方々にも読んでいただきたい所以です。
このガイドブックが『中高生のためのアメリカ理解入門』と共に、長く活用されるように、願っております。